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ことばのふしぎ

日本語は世界で一番難解かつ美しい高貴な言語だ。

そこまでは言いすぎだけど、
「日本語は世界一難しい言語」と考える人は多いかもしれない。
確かに書き言葉にひらがな、カタカナ、
漢字を織り交ぜるこのスタイルは外国人にとっては難しいかもしれない。

しかし発音や文法はそこまで難解とは言わないだろう。
何よりどこの国の人も「自分の国の言葉は難しい」と考えるものだ。
私は中国語を勉強していて、なんちゃって話せるのだけど、
中国人に日本人だということを告げると
「ええっ?中国語が話せるなんてすごい!
だって中国語は世界の中で1番難しい言語なんだよ!」
とよく驚かれる。

中国語は確かに、発音は難しい。でも動詞の活用がないという特徴もある。
また、欧米人にとって漢字は未知そのものだが、
私達漢字圏の日本人にとっては苦にはならない。
(これは日本語でも言える)
そんなふうに学習者の言語的な背景によっても難易度は変わるので
○○語は世界で一番むずかしい言語だ!とかいうのを見ると
いやいや、優劣なんてつけられませんて…と思ってしまう。

言語世界地図 (新潮新書)

言語世界地図 (新潮新書)


今回読んだ本は、そんな世界の言語について書かれた本。
地域ごとの簡単な言語史と、その分布が地図もついていてわかりやすい。
読んでみるとやはり1国1言語ではない国が多いし、
利便性のために母語とは違う公用語を使う人々も結構いる。
世界的に見ると日本の環境は異質なのだと思う。
インターネットが発達して、
外国人と母語以外で交流することも生活の一部になってきたけれど
私のこの環境はまだまだ世界の水準には達してないよなあ。

ちなみに読んでると発音特徴、文法特徴についても少し書いてあるので
これを読んで視界を広げてから次に学ぶ言語を探すのもいいかもしれない。
私は大学時代からストップしているインドネシア語をもう一度やろうか迷っている最中なのだった。。