剑雨(ネタバレあり)


李宗翰が出ているから見た映画『剣雨』
なんかね〜すげい人が死んだんだけど、その人の遺体を持ってるとすげい事が起こると言うので、みんながその死体を巡って争うと言うお話。悪の組織に入っていた主人公細雨がそのありかを知ってるんだけど、細雨は組織を抜け出して一般人に戻りたかった。そこへ悪の組織の魔の手が迫る…というお話。
武侠もそんなんだったよね…

以下ネタバレ

悪の組織の親玉が超必死になって死体を欲しがってるもんで、何でだろうと思ったらしたいには再生能力があるらしくそれで不老不死になりたいのかと思えば、実は親玉は宦官で、若いころとってしまった男性器を元に戻したいという理由だったのが分かった時は私もこの組織抜けます!って言いそうになった。
まあでも、人間だれしもやり直したい人生はあるよね。
どこでどうやり直すのか、人によって後悔する場所も違うと言うこと。

細雨と一緒になった男主人公は、昔一度細雨に親を殺されたあげく、戦って殺されかけたけど一命を取り留めて細雨と一緒になる。やっぱり親を殺したから許せない!と言っていた。親のかたきっていうのはやっぱり中国では相当な憎しみの対象として描かれている。まあ普通に考えて自分の親殺した奴なんかとは結婚できないけど、憎いやつの中でも最上級は親を殺した人間で、どうしてもわかりあえないものとして悲劇的に使われることが多い。

最後は親玉を殺してハッピーエンド。二人も新しい人生をおくれる事になった。

この人の使う剣はうにょうにょ曲がる剣で、しかも他の剣とぶつかった時に水滴の音がするの斬新だった。公孫勝の1000倍くらい胡散臭いおっさんが出てきおった。

李宗翰は実は開始14分くらいで死んでしまった。一時停止してこれ、このあとも見ようかどうか悩んだ。でもこのシーンがなければこの映画はもっと薄っぺらいものになっていたので、役どころとしては重要だった。相変わらずイケメンだった…。