合肥旅行3 まとめ

3日目の朝はホテルの目の前にある安徽省博物館へ行った。

合肥市博物館ではなく、安徽省博物館ということですごいものを期待して行ったのだが、予想外に展示物が少なくて少しがっかりした。2階のスペースでは中国を代表する画家、潘玉良の展示会をしていたのでこれも見てきた。他人の絵を見るのはすごく刺激を受けていいね。この人はずっとフランスで西洋絵画を学んで暮らしていたそうだけど、その中にも中国の独特のあの線画のタッチが入りこんでいた。女の人の絵が多かったけど、みんなやわらかい線でかかれていた。

その後はまたタクシーで汽車駅に向かい、マックで時間をつぶし合肥をあとにしたのだった。

合肥の街

合肥の街は大きかった。大きなビルが立ち並び、車はたくさん走っていて大都会かと思いきや、一歩路地に入ると昔ながらの市場や屋台をたくさん見かける事が出来た。ちょうどいバランス。住みたいくらい丁度いいな、と思った。


汽車駅のすぐそばにある屋台通り。お祭りみたいで楽しい。

一人旅

私は基本墓に行く時は一人で行くのだけど*1、もしも三国志好きな仲間がいたら一人よりも二人、三人で行った方が絶対楽しい。合肥遺跡公園も、変な銅像がいっぱいあったし、張遼の墓のところの展示館の中にはなぜか竹簡が大量に展示してあったし、ゲームコーナーはおもいきりコーエーさんのパネル貼ってあったしで、実は色々と突っ込むところも多かったのだ。これをなんやかんや言いながら旅ができたらどんなに楽しい事だろうと思った。でも、ひとりだから「フッ」って笑うことしかできなかった。これは切ないよ。


コーエーさーん!


あとひとりだとちっさい屋台とかお店くらいでしかご飯を食べられない。まあ食べれるんだけど、屋台でのぼっち飯は結構さみしいと感じる。特に北京ダックが食べられないのが一人旅の辛いところです。火鍋も一人で食べられるところなかなかないね。

ホテル

ネットのバックパッカー達の記事を見ていると、1泊30元の所に泊まった!とか客引きと交渉してとか色々書いてある。かっこいいなとは思う。でも、私は「安全を買う」ということで、そういう激安宿には泊まらない。やっぱり外国だし、特に若い女性は何かあってからじゃ遅いので本当に気をつけてほしいと思う。バックパック記事を書いているのは男性が多いのにも注意してほしい。女性の皆さん。。
私はいつも中国のチェーンホテル锦江之星に泊まっている。上海で200元ちょっとだから、私たちからしたら十分安いホテルだと思う。安徽省は一泊150元だった。しかも、中国のホテルは部屋計算なので2人で泊まればもっと安い!


部屋もきれいで、カウンターの対応もいい感じ。こういうチェーンホテルは今結構増えてきているのですごく便利。シャワーの出が宿舎よりもいいので私はこのホテルに泊まった時はシャワーを浴びまくっている…。agodaなんかも比較的手ごろな値段で予約できるのでこれもおすすめ。

今後

次はおそらく曹操の墓に行く。多分。その前に無錫の三国城にいってキャッキャしてくるつもり。でもこれテーマパークなので誰かつかまえていかないと本当にむなしい旅になるな…。
成都劉備の墓、恵陵にもいきたいけれど、さっきまた例の『三国大墓』を読んでたらこれは実は衣冠塚じゃないかって伝説が…と書いてある。もう!またか!この本を読んだ結果、私が行った墓全部疑わしくなってしまった。まあ、2000年近く前だから、仕方ない。それでも1つか2つに候補地が絞れているだけすごいとしよう。ただ、この本を読んでいると本当にふわふわした気分になってくる。結局、なんなんだ?という気持ち。
もちろん曹操の墓の真偽もよくわからずです。これは神様を拝みに行くレベル。でもこの三国志遺跡巡り、私が中学の時からずっと夢見ていた事なので、夢が実現して本当にうれしい。

かかったお金

これ結構気になる人がいるかもしれないのでのせておく。

汽車往復120元
周瑜墓まで往復50元
宿2泊(朝食つき)310元*2
タクシー代100元
ご飯代50元
入場料合計約50元

合計670元

私はどんぶり勘定なので多分あといくらか上乗せして700元くらい。
入場料は世界遺産レベルだと大分高くなる。65歳以上は半額で、学生も割り引いてくれるところがあるので、学生証は一応持ってった方がいい。今回は遺跡レベルは低かったのでかなり安く行けたと思う。これでもっと遠くへ行ったり、いいレストランに入ったりすると一気にまた高くなります。まあ、それでも日本を旅するよりは安いよね。

宿と交通費、入場料は削れないとして、一番無駄な費用を減らすのならやはりタクシーではなくバスでいくのがいい。タクシーで50元かかる距離も、バスなら2元。下調べが大切。地図を買ってホテルで作戦を練ってから行くと、効率よく回れるのでオススメ。
中国のバスは必ず電光掲示板(?)が付いているとは限らないので結構ハードル高いかな。そういうときはもうバス停の数を数えておいて、ひたすら集中して乗る。窓からバス停名ガン見するのね。私はこれだけ中国にいるくせに一人だとかなりのチキンなのでよくこの手を使うのだ。25にもなって…。でもまあ間違えたらタクシー乗ればいいかっていう結構適当な旅の仕方です。

*1:墓に興味ある同年代の友達(特に女)がいないからです。

*2:メンバーズカード持ってるので多少安い